第1章 災害の現況と課題 

3 防火基準適合表示制度

 「防火基準適合表示制度」は、一定規模以上の旅館・ホテル、劇場、公会堂、百貨店等、防火基準適合表示制度の対象とされた防火対象物(以下「表示対象物」という。)について立入調査を通して審査し、一定の防火基準に適合する場合に消防機関が「適マーク」を交付する制度である。同制度は、その対象物の防火に関する状況を広く国民に対して情報提供するとともに、対象物関係者の防火に対する認識を高め、防火安全に関する不備事項の是正促進に大きな効果を上げている。
 また、平成6年12月に発生した福島県飯坂温泉若喜旅館本店の火災では、適マークを交付された表示対象物にもかかわらず多数の犠牲者が発生したことを厳しく受けとめ、平成8年4月からは、適マーク交付基準に消防機関へ通報する火災報知設備の設置等2項目を加え、一層の防火安全対策の徹底を図っている。


 

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