第1章 災害の現況と課題 

ごみ固形燃料発電所爆発火災と指定可燃物

 「指定可燃物」とは、火災が発生した場合にその拡大が速やかであり、又は消火の活動が著しく困難となるものとして政令で定められているものであり、綿花類、紙くず、石炭・木炭類、合成樹脂類等があります。
 これらの物品を一定数量以上貯蔵・取扱う場合は、消防長等に届出が必要なほか、貯蔵及び取扱いの技術上の基準が市町村条例により定められています。
 平成15年に発生した三重ごみ固形燃料発電所爆発事故では、消防職員2名が殉職し、作業員5名が負傷するとともに、完全鎮火までに長時間を要しました。
 調査の結果、ごみ固形化燃料等の関係施設では、発熱や発火する事例が他でも発生しており、大量に集積した場合の消火活動が非常に困難となることが判明しました。
 そこで必要な火災予防対策を講じるため、平成16年6月に指定可燃物等に係る消防法の一部を改正し、従来の「貯蔵及び取扱いの技術上の基準」に加え、「貯蔵し、又は取り扱う場所の位置、構造、設備」についても市町村条例で定めることとしました。
 また、ごみ固形化燃料のように、資源の有効活用とリサイクルの観点から近年普及してきた再生資源燃料が新たに指定可燃物に指定されました。
 
三重ごみ固形燃料発電所爆発事故

 第2節 危険物施設等における災害対策

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