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第1章 災害の現況と課題
(4) 危険物取扱者

危険物取扱者は、すべての危険物を取り扱うことができる「甲種」、取得した類の危険物を取り扱うことができる「乙種」及び第4類のうち指定された危険物を取り扱うことができる「丙種」に区分されている。危険物施設での危険物の取扱いは、安全確保のため、危険物取扱者が自ら行うか、その他の者が取り扱う場合には、甲種又は乙種危険物取扱者が立ち会わなければならないとされている。

平成26年3月31日現在、危険物取扱者制度発足以来の危険物取扱者試験の合格者総数(累計)は882万5,997人となっており、危険物施設における安全確保に大きな役割を果たしている。

ア 危険物取扱者試験

平成25年度中の危険物取扱者試験は、全国で533回(対前年度比8回増)実施された。受験者数は43万5,935人(対前年度比2万1,806人減)、合格者数は17万7,160人(同1万8,568人減)で平均の合格率は40.6%(同2.2ポイント減)となっている。

この状況を試験の種類別にみると、受験者数では、乙種第4類が全体の65.0%、次いで丙種が全体の8.9%となっており、この二種類の試験で全体の73.9%を占めている。合格者数でも、この二種類の試験で全体の61.7%を占めている(第1-2-14図)。

第1-2-14図 危険物取扱者試験実施状況

なお、甲種危険物取扱者試験について、従来の受験資格として、一定の学歴を有する者や乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後二年以上危険物取扱の実務経験を有する者としていたが、平成20年4月1日以降、第1類(又は第6類)、第2類(又は第4類)、第3類及び第5類の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者の受験が可能になるなど、受験資格が拡大されている。

イ 保安講習

危険物施設において危険物の取扱作業に従事する危険物取扱者は、原則として3年以内(平成24年4月1日からは、危険物取扱者免状の交付又は保安講習を受けた日以降における最初の4月1日から3年以内)ごとに、都道府県知事が行う危険物の取扱作業の保安に関する講習(保安講習)を受けなければならないこととされている。

平成25年度中の保安講習は、全国で延べ1,374回(対前年度比48回増)実施され、16万4,296人(同7,699人増)が受講している(第1-2-2表)。

第1-2-2表 危険物取扱者保安講習受講者数及びその危険物取扱者免状の種類別内訳
第1章 災害の現況と課題
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