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第1章 災害の現況と課題
(4) 台風第26号による被害等の状況(伊豆大島土砂災害)

10月中旬に台風第26号が日本に接近し、その影響で西日本から北日本の広い範囲で暴風、大雨となった。特に東京都大島町では、1時間に100mm以上の猛烈な雨が数時間降り続き、24時間の降水量が800mmを超えた。その影響で土石流が発生し、東京都大島町では、死者36人、行方不明者3人の被害が発生した。このほかに、死者4人(千葉県1人、東京都1人、神奈川県1人、静岡県1人)の被害が発生した。また、負傷者は130人となっている。

伊豆大島土砂災害では、東京都知事から消防庁長官に対して緊急消防援助隊の派遣要請が行われ、消防庁では直ちに消防庁長官から1都4県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県及び静岡県)の緊急消防援助隊に出動を要請した。緊急消防援助隊は、延べ479隊2,055人が出動し、大島町消防本部、大島町消防団、都内応援の東京消防庁と一体となって、多数の倒壊家屋や土砂からの救助活動を展開した。

消防庁では、10月15日午後6時00分に応急対策室長を長とする「消防庁災害対策室(第1次応急体制)」を設置し情報収集体制の強化を図るとともに、甚大な被害状況から16日午前10時00分に消防庁次長を長とする「消防庁災害対策本部(第2次応急体制)」に改組した。

緊急消防援助隊の夜間救助活動(横浜市消防局提供)
消防団が重機を活用し、緊急消防援助隊を支援(横浜市消防局提供)
第1章 災害の現況と課題
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