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第1章 災害の現況と課題
(2) 台風第12号及び台風第11号に伴う大雨等による被害等の状況

7月29日にフィリピンの東海上で発生した台風第12号は、勢力を強めて大型の台風となり、7月31日から8月1日にかけて南西諸島に接近し、沖縄本島の西側を抜けた後、8月1日には暴風域を伴いながら鹿児島県奄美群島の徳之島の西北西を通過した。

この台風や南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、西日本の広範囲で大雨となった。8月1日からの積算雨量は3日に高知県で1,000mm、徳島県で600mmを越え、60万人以上を対象に避難勧告・避難指示が発令された。

また、7月29日にマリアナ諸島付近で発生した台風第11号は、比較的ゆっくりとした速度で北上し、8月10日午前6時過ぎ、強い勢力を保ったまま高知県安芸市付近に上陸した。その後、次第に速度を上げながら四国・近畿地方を通過し日本海を北上した。

この台風の影響で、西日本の太平洋側と東海地方を中心に1時間に80mm以上の猛烈な雨が降り、8月9日午後5時20分、三重県に対して大雨特別警報が発表され、約60万人を対象に避難指示が、約150万人を対象に避難勧告が発令された。

台風第12号及び台風第11号による人的被害は死者6人(愛知県1人、和歌山県1人、島根県1人、山口県2人、徳島県1人)、負傷者92人となっているほか、土砂災害による住家や道路の被害、浸水被害が多数発生した。

消防庁では、8月3日午前11時00分に応急対策室長を長とする「消防庁災害対策室(第1次応急体制)」を設置し情報収集体制の強化を図った。

第1章 災害の現況と課題
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