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第1章 災害の現況と課題
(4) 台風第18号に伴う大雨による被害等の状況

9月29日午後3時にトラック諸島近海で発生した台風第18号は、発達しながら日本の南海上を北上し、大型で非常に強い勢力で南大東島の近海を通って九州の南海上に達した。その後、進路を東寄りに変え、強い勢力を維持したまま潮岬の南を通って、10月6日午前8時過ぎに静岡県浜松市付近に上陸した。台風と本州付近に停滞した前線の影響で、東日本の太平洋側を中心に大雨となった。また、沖縄・奄美と西日本・東日本の太平洋側を中心に暴風となり、猛烈なしけとなった。

この台風の影響で、静岡県では1時間に80mm以上の猛烈な雨が降ったところがあり、神奈川県や三重県でも1時間に70mm以上の大雨が降り、約360万人以上を対象に避難勧告・避難指示が発令された。

台風第18号による人的被害は、死者6人(茨城県2人、千葉県2人、神奈川県2人)、行方不明者1人(神奈川県)、負傷者72人となっているほか、土砂災害による住家や道路の被害、浸水被害が多数発生した。

消防庁では、10月5日午後0時00分に応急対策室長を長とする「消防庁災害対策室(第1次応急体制)」を設置し情報収集体制の強化を図った。

第1章 災害の現況と課題
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