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第2章 消防防災の組織と活動
(7) 救急隊員による応急処置等の状況

平成25年中の救急自動車による搬送人員534万117人のうち、救急隊員が応急処置等を行った傷病者は519万7,268人(搬送人員の97.3%、前年は97.3%)となっており、応急処置等を行った総件数は1,901万4,930件である。

また、平成3年(1991年)以降に拡大された救急隊員による応急処置等(第2-5-5表における※の項目)の総件数は、1,321万5,500件(対前年比3.7%増)となっているが、このうち救急救命士(除細動*1については、救急救命士以外の救急隊員を含む。)が心肺機能停止状態の傷病者の蘇生等のために行う救急救命処置(ラリンゲアルマスク*2等による気道確保、気管挿管、除細動、静脈路確保*3、薬剤投与*4)の件数は13万4,593件(前年12万2,054件)にのぼり、前年比で約10.3%増となっている。これは救急救命士及び救急科修了者(旧救急標準課程又は旧救急U課程の修了者を含む。以下同じ。)(2(2)(3)参照)の運用が着実に推進されていることを示している。

*1 除細動:心臓が痙攣したように細かく震えて血液が拍出できない致死的不整脈(心室細動)を電気ショックをかけることにより、その震えを取り除く処置のことをいう。
*2 ラリンゲアルマスク:気道確保に用いられる換気チューブの一つ。喉頭を覆い隠すように接着し、換気路を確保する。
*3 静脈路確保:静脈内に針やチューブを留置して輸液路を確保する処置。静脈路確保により、薬剤を必要時に直ちに静脈内投与することが可能になる。
*4 薬剤投与:医師の具体的な指示の下での、アドレナリン(エピネフリンともいう。以下単に「アドレナリン」という。)の投与をいう。
救急隊員が行った応急処置等の状況
第2章 消防防災の組織と活動
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