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第2章 消防防災の組織と活動
(3) 救助技術の高度化等

多様な救助事案に全国の消防本部が的確に対応しうることを目的に、救助技術の高度化等を推進するため、「救助技術の高度化等検討会」(第1回開催:平成9年度(1997年度))及び「全国消防救助シンポジウム」(第1回開催:平成10年度(1998年度))を毎年度開催している。平成26年度は、近年、異常気象に伴う大規模な気象災害(豪雨、土砂災害等)が頻発していることを踏まえ、気象災害への対応力の強化を図ることを目的として、それぞれ実施している。

救助技術の高度化等検討会のテーマは、「土砂災害時の救助活動のあり方」である。

大規模な土砂災害の救助活動においては、二次災害の危険性が高い中で、長時間にわたり広範囲におよぶ活動が必要であり、また、その実施においては、救助機関、医療機関、土木担当部署等との緊密な連携が不可欠となるが、このような救助活動の手法は現在のところ標準化されておらず、過去の活動の教訓等も体系的に整理されていない。

このため、平成26年8月に発生した広島市土砂災害などの実災害での経験を踏まえ、国内外の先進的な取組も参考としつつ、大規模な土砂災害での救助活動を安全かつ効率的に実施するための活動要領の策定に向けた検討を行っている。

一方、全国消防救助シンポジウムは、テーマを「頻発する気象災害への対応能力の向上を目指して」とし、気象災害にいかに対処していくべきかについて、専門家による講演や消防本部による事例研究発表、パネルディスカッションを行い、全国の消防本部の経験・知見・技術を共有することにより、対応能力の向上に資する機会とする。

第2章 消防防災の組織と活動
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