目次へ戻る
第1章 災害の現況と課題
(2) 台風第16号に係る被害等の状況

台風第16号は、9月17日12時頃非常に強い勢力で沖縄県与那国島付近を北上した後、東シナ海を北東に進み、20日0時過ぎに鹿児島県大隅半島に上陸した。その後、日本の南海上を東北東進し、13時半頃に和歌山県田辺市付近に再上陸し、21時に東海沖で温帯低気圧となった。

この台風と前線の影響で、鹿児島県枕崎市で20日0時19分までの1時間に115ミリなど各地で猛烈な雨を観測し、16日から21日までの降水量は宮崎県日向市で607ミリとなるなど、東日本から西日本にかけて200ミリを超える大雨となり、西日本では9月の平均の降水量の1.5倍を超えた所があった。また、沖縄県与那国町で17日10時06分に最大瞬間風速66.8メートル、鹿児島県枕崎市で20日0時08分に最大瞬間風速44.5メートルを観測するなど、南西諸島から西日本にかけて猛烈な風が吹き、海上では大しけとなった。

この台風や前線に伴う人的被害は死者1人(愛知県)、負傷者48人となっているほか、各地で住家被害が多数発生した。

消防庁では、9月19日11時16分に応急対策室長を長とする「消防庁災害対策室(第1次応急体制)」を設置し情報収集体制の強化を図った。

第1章 災害の現況と課題
テキスト形式のファイルはこちら
前の項目に戻る     次の項目に進む