令和元年版 消防白書

第3節 消防職団員の活動

1.活動状況

平成30年中における全国の消防職団員(消防職員及び消防団員)の出動状況をみると、火災等(火災、救助活動、風水害等の災害、捜索、誤報等及びその他をいう。)への出動回数は124万3,913回で、出動延べ人員は852万9,380人である。また、1日平均にすると3,408回、25秒に1回の割合で出動したことになる。
このうち、消防団員の火災等への出動回数は25万8,464回、出動延べ人員は281万3,226人となっている(第2-3-1表)。
また、出動以外の警防調査や予防査察等の出向回数は267万4,754回で、延べ人員は1,475万5,895人となっている。

第2-3-1表 消防職団員の出動及び出向状況
(平成30年中)(単位:回、人)

第2-3-1表 消防職団員の出動及び出向状況

(備考)
1 「消防防災・震災対策現況調査」により作成
2 本表では、災害現場における消防活動の実施の有無にかかわらず、出動及び出向回数を計上している。
3 消防団員の救急への出動回数については、救命処置を含む応急手当、傷病者搬送等の回数を計上している。

関連リンク

令和元年版 消防白書(PDF版)
令和元年版 消防白書(PDF版) 令和元年版 消防白書 (一式)  令和元年版 消防白書 (概要版)  はじめに  特集1 最近の大規模自然災害への対応及び消防防災体制の整備  特集2 G20大阪サミット及びラグビーワールドカップ2019における消防特別警戒等...
はじめに
はじめに 昨年は、令和元年8月の前線に伴う大雨や、台風第15号、台風第19号等の幾多の自然災害に見舞われ、また、7月には京都市伏見区で爆発火災が、10月には那覇市で首里城火災が発生するなど、多くの人的・物的被害が生じました。 振り返れば、平成は、阪神淡路大震災(平成7年)や東日本大震災(平成23年)...
1.令和元年8月の前線に伴う大雨の被害と対応
特集1 最近の大規模自然災害への対応及び消防防災体制の整備 1.令和元年8月の前線に伴う大雨の被害と対応 (1)災害の概要 ア 気象の状況 令和元年8月26日に華中から九州南部を通って日本の南にのびていた前線は、27日に北上し、29日にかけて対馬海峡付近から東日本に停滞した。また、この前線に向かっ...
2.台風第15号に伴う被害と対応
2.台風第15号に伴う被害と対応 (1)災害の概要 ア 気象の状況 令和元年9月5日3時に南鳥島近海で発生した台風第15号は、発達しながら小笠原諸島を北西に進み、非常に強い勢力となって伊豆諸島南部へと進んだ。 台風は、強い勢力を保ったまま、同月9日3時前に三浦半島付近を通過し、5時前に千葉市付近に上...