3.全国消防救助技術大会の実施
救助活動に必要な体力、精神力及び技術力を養うとともに、全国の救助隊員が一同に会し、競い、学ぶことを通じて他の模範となる救助隊員を育成することを目的に、昭和47年(1972年)から全国消防救助技術大会が毎年開催されている(主催:一般財団法人全国消防協会、後援:消防庁ほか)。
全国消防救助技術大会は、陸上の部と水上の部に分かれており、それぞれの部に隊員一人一人が基本的な技能を練磨する「基礎訓練」、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」、さらに、使用する資機材や訓練要領等を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」が行われる。
第48回大会は、令和元年8月25日に岡山県岡山市で開催され、陸上の部は700人、水上の部は228人の隊員が参加した。第49回大会は福岡県北九州市で開催される。