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防災拠点に求められる耐震性能は?

なぜ高い性能が?

 

防災拠点施設は、たとえ周辺地域の建物が被災しても、初動対応及び応急対応が支障なく開始できる活動拠点としての機能が確保されるために、活動拠点としての機能が確保されるために、建物や設備が損傷を受けないことが最も大切な条件となります。防災拠点の被災は、復旧活動に支障をおよぼすだけでなく、被災者の生活支援にも大きな影響を及ぼします。

このため一般建物より高い耐震性能が要求され、耐震性能が不足する建物については、耐震改修を行って、十分な耐震性能を確保することが不可欠です。

どの位の性能が?

 

耐震性能をあらわす簡便な指標としてIs値( Seismic Index of Structure)が使わていれます。

この指標の値は過去の被害データに基づき定めたもので、一般の建物で0.6以上が必要とされています。

防災拠点となる建物では、その重要度に応じて、一般建物の1.25から1.5倍以上のIs値が必要となります。

 

 

 

 

一般建物

防災拠点となる建物

 

 

 

 

 

一般住宅など

病院、学校、消防署など