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耐震補強でよく使われる工法の特徴は?

耐震壁工法は、既存壁の厚さを増したり、開口部に壁を増設することで、耐力と剛性を向上させます

 

■ 特 徴

 ・補強費が安い工法です

 ・剛性バランスの改善が容易です

 ・採用実績が多い補強方法です

 ・重量が増えるため、採用できない場合が

  あります

 ・開口の大きさに対して制約があります

 

 

鉄骨ブレース工法は、開口部等に鉄骨ブレースを設置する

ことで、耐力とねばり強さを向上させます

 

■ 特 徴

 ・軽量で施工性がよい工法です

 ・採光・換気・眺望確保が容易です

 ・コストは鉄筋コンクリート壁よりかかります

 ・剛性はあまり変化しません

 

 

柱のねばり強さ(靱性)を改善するには、柱巻き補強や

スリットの設置する方法もあります

 

■ 特 徴

 ・軽量で施工性がよい工法です

 ・採光・換気・眺望確保が容易です

 ・柱巻き補強は、剛性にはあまり寄与しませんが、変形性能は向上します

 ・スリットの設置は、剛性は低くなりますが、変形性能は向上します