7.大雨・洪水に関する情報

さらに、風水害に関する防災情報について見てみましょう。

気象庁では、強風、大雨、大雪、洪水、高潮などの災害の起こるおそれがあるときに、注意報を発表します。警報は、それが重大な災害になるおそれがある場合に発表されます。

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さらに、平成25年8月からは数十年に一度の降雨量となるような大雨等が予想される場合、「特別警報」が発表されるようになりました。この「特別警報」は警報の発表基準をはるかに超える現象に対して発表されます。「特別警報」が出された場合は、これまでと同様に、周囲の状況や市町村から発表される避難勧告・避難指示等の情報に留意し、避難所等へ避難するか、すでに外出が危険に達している場合には、無理をせず家の中のより安全な場所にとどまるなど、直ちに命を守るための行動をとる必要があります。

これらのほか、気象庁は、1時間後までの5分毎の雨量予測を提供する「降水ナウキャスト」を発表しています。雨量予測は1km四方の格子単位で発表され、情報の更新も5分おきに行われます。これにより、局地的に急激に起こる降雨を予測できることから、短時間の集中豪雨への対応が期待されます。