平成28年台風第10号災害に学ぶ
5.一般の人が注意する点

自然災害に対しては、行政からの指示を待つのではなく、住民が自らの判断で避難行動をとることが必要となってきます。
ここでは、次の3つの項目を自分に当てはめて考え、災害に備えておきましょう。

1)自分達の住んでいる地域にはどのような危険があるのか確認しましょう。
お住まいの市町村が作成しているハザードマップや地域防災計画を見て、河川が氾濫した場合には何メートル浸水してしまうのか、土砂災害が起こりやすい場所ではないか等、よく立ち入る場所にはどのような危険があるのか確認しましょう。

2)お住まいの市町村から発令される避難情報について確認しましょう。
お住まいの市町村から発令される避難情報の入手方法(市町村のウェブサイト、防災無線等)について確認しましょう。

避難情報には「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示(緊急)」があります。ただし、必ずしも、この順番で発令されるとは限らないので、ご注意ください。
また、これらの情報が発令されていなくても、身の危険を感じる場合は避難を開始してください。

3)災害時にどこに避難すればよいか確認しましょう。
お住まいの市町村が、災害の 危険から命を守るために緊急的に避難する場所として指定している指定緊急避難場所を確認し、そこまでの経路や移動手段について計画しておきましょう。
また、大雨等により、避難場所までの移動が危険と思われる場合は、近くのより安全と思われる建物に移動しましょう。
外出すら危険と思われる場合は、上層階の部屋や山からできるだけ離れた部屋など、建物内のより安全と思われる場所へ移動しましょう。

現在のカリキュラム

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