熊本地震に学ぶ
4.自主防災組織、ボランティア等の共助の活動

 被災地域では、町内会、女性(婦人)防火クラブといった自主防災組織が、日頃からの備えや地域の結び付きの下に、避難所への誘導、避難生活における避難所運営の支援、給水や炊き出しの実施等の各種活動を積極的に行いました。

 また、大勢のボランティアにより、物資の仕分けや避難所の運営支援、被災家屋の片付け等が行われました。
 熊本県及び大分県では、災害ボランティアセンターが立ち上がり、被災地のニーズとボランティアのマッチングが行われたほか、熊本県及び大分県で活動する災害ボランティア組織の連携会議「熊本地震・支援団体火の国会議」が設置され、行政と連携を図りながら、避難所に関する情報の共有や支援組織間の活動の調整が行われました。


このように、地域、ボランティア等の枠組みにおいて互いに助け合う「共助」は、自分たちの命は自分たちで守るという「自助」や行政による「公助」では対応しきれない重要な部分を担っており、熊本地震でも大きな役割を果たしました。

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