7点目は「過去の災害の体験を過信してはいけない」ということです。
平成10年(1998年)8月末、福島県郡山市は昭和61年(1986年)に引き続いて水害に見舞われました。この際、昭和61年の洪水の際に1m未満の浸水を経験した地域では、より危険な状況となる可能性があったにもかかわらず避難した人の割合が高くありませんでした。
災害は必ずしも過去に経験した規模で収まるとは限りません。「ここまで水が来たことはない」「大雨でこれまで崖崩れが起きたことはない」などと過信せずに、常に注意を払う必要があります。
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