風水害
1.はじめに

「恵みの雨」が、風をはらみ、一転して凶暴な牙をむく――。

日本では、台風や低気圧、前線などにより、暴風や大雨などがもたらされます。

大量の雨がまとまって降ると、河川の氾濫や土砂災害などが起こり、人々の身体や財産に大きな被害を与えます。

1982年(昭和57年)の長崎豪雨水害では死者・行方不明者が長崎県で299人にも及びましたが、大雨はこのような大惨事をもたらすことがあります。

このレッスンでは、大雨・台風の性質や風水害のリアルな姿、そこから得られた教訓を見ながら、災害発生時の行動や事前対策について考えていきます。

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