風水害(竜巻等突風)
5.竜巻等突風に対する事前対策

竜巻等突風から身を守るためには、発生してから対処するだけでなく、普段から次のことに心がけておくことが必要です。

まず、竜巻注意情報等の情報の入手手段について調べておきます。また、身の回りの屋内外の避難場所や避難方法を考えておき、窓ガラス等に飛散防止フィルムを貼るといった破砕防止対策を行っておくことも有効です。

竜巻注意情報等は、段階に応じて、次のように発表されます。まず、半日~1日前に、「気象情報」によって「竜巻など激しい突風のおそれ」と明記されますので、竜巻が発生しやすい気象状況かどうかを事前に確認します。


数時間前には、「雷注意報」が発表され、落雷、ひょう等とともに、「竜巻」についても明記されます。外出する前には、最新の注意報を確認し、注意しておくことが必要です。

そして、今、まさに竜巻の発生しやすい気象状況になっている場合には、「竜巻注意情報」が発表されますので、空の様子に注意して、積乱雲の近づく兆しを感じたら、直ちに身の安全を確保する行動をとります。なお、「竜巻注意情報」には、発表から1時間を目安として、いつまで注意が必要かについても明記されます。

さらに、竜巻等突風の発生する可能性の高い地域の範囲及び今後の予測について、竜巻注意情報よりも詳細に情報提供する仕組みとして、「竜巻発生確度ナウキャスト」があります。竜巻発生確度ナウキャストは、激しい突風が発生する可能性が高い領域を2段階の発生確度で表し、10分ごとに更新しています。

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