津波から身を守る-温故知新-
7.経験による油断が命取り

 明治三陸地震津波から40年ほど前に三陸地方を襲った津波(1856年8月の三陸はるか沖を震源とする地震と推測される)はゆっくり襲ってきたので、2階にいた人は水が引くのを待って一命をとりとめたのだそうです。この津波の経験者の中には、この経験が災いし「今回の津波も前と同じだろう」と油断してしまい、助かる命も失ってしまった人がいました。津波はその都度姿を変えてやってくることを私たちは知っておく必要があります。

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