最近の災害事例
5.2007年 平成19年新潟県中越沖地震

 2007年(平成19年)7月16日、新潟県上中越沖の深さ17kmを震源とするマグニチュード6.8の地震が発生し、新潟県の長岡市、柏崎市などで震度6強、上越市、小千谷市などで震度6弱が観測されました。

 この地震により、避難指示・勧告を受けた住民は2,000人を超え、死者15人、負傷者2,346人、住家については全壊1,331棟の被害がありました。

 交通機関、ライフラインにも多大な被害を受け、道路では土砂崩れ、路肩陥没・路肩決壊などによる通行止めになった場所は25箇所に上ったほか、河川でも、堤防沈下・亀裂など220箇所で被害を受けました。ライフラインの被災も大きく、3万戸以上で電気、ガス、水道が停止しました。

 また、この震災では、柏崎刈羽原子力発電所で火災が発生し、放射性物質の漏えいも確認されましたが、法令で定める値以下の漏えいに留まり、大事には至りませんでした。

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