最近の災害事例
10.2010年 平成22年度の大雪

 2010年(平成22年)12月下旬以降、冬型の気圧配置となる日が多く、断続的に強い寒気が日本付近に流れ込んだため各地で大雪となりました。特に、年末から年始にかけては、西日本を中心に強い寒気が流入し、西日本の日本海側等の一部では記録的な大雪となりました。また、1月は中旬と月末にも強い寒気が南下し、北日本から西日本にかけての日本海側で大雪となりました。

 この大雪により、死者131人、負傷者1,537人の人的被害が発生しました。また、住家被害は、全壊9棟、半壊14棟、一部損壊623棟、床上浸水6棟、床下浸水62棟の被害が発生しました。


 人的被害については、除雪作業中の死者が全体の死者数の8割を超え、65歳以上の高齢者の死者が全体の約2/3を占めています。また、除雪作業中の死亡事故のうち、屋根からの転落が全体の約4割で最も多く、屋根からの転落や落雪、水路への転落の合計が全体の約2/3を占めています。

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