ガス安全
19.ガス機器が持つ防災設備 (都市ガス)

ガスの設備や新しいガス機器には、万が一の時に備えて、様々な安全装置が取り付けられています。

例えば、屋外で皆さんが目にする「ガスメーター」にも、災害を未然に防ぐ為の、様々な機能が備えられています。

ガスメーター・・・「マイコンメーター」は、ガスの使用量を計るだけでなく、災害を未然に防ぐ様々な機能が付いています。

例えば、地震などの強い揺れが発生した時や多量のガス漏れなど、災害を招く危険性のあるトラブルにはすべて反応し、直ちにガスを止める装置が付けられています。
マイコンメーターの復帰も、至ってシンプルです。


ガスメーターのキャップを外し、ボタンをゆっくり押し込み、すぐに手を離します。すると、ランプが点滅しますので、消えるまでそのまま3分間ほどお待ち下さい。

3分が経過しランプが消えれば、ガスが使えるようになります。

復旧作業は、ガスメーターに取り付けてある説明書にも載っています。

さらに、ガス機器にも、様々な防災機能が備えられてきています。

例えば、ガスコンロには「立ち消え安全装置」や「調理油過熱防止装置」が備えられています。

SIセンサーコンロは、全てのバーナーに安全装置が付いており、どのバーナーで調理しても安心です。

小型のガス湯沸し器には、酸素不足などにより不完全燃焼した場合に、ガスの燃焼をストップする「不完全燃焼防止装置」が付いています。

その他、ガスファンヒーターなどにも、「不完全燃焼防止装置」や地震などの際に機器が倒れた際に自動的にガスをストップする「転倒時遮断装置」が取り付けられています。

また、万が一ガス漏れが発生した時には、ランプと音声でお知らせする「都市ガス警報器」を設置されていると安心です。さらに、火災や不完全燃焼で発生した一酸化炭素を検知して警報する複合型タイプもあります。

ガスによる事故を防ぐ為に、ガス設備やガス機器は常に進化しています・・・。

そこにあなたの、ガスの防災に関する知識が加われば、ガスによる事故は限りなく「ゼロ」に近づくのです・・・

続きを読む