避難
2.避難の一般的な注意点

避難の一般的な注意点としては、次のような点が挙げられます。
まず念頭に置いていただきたいことは、「早めの避難」です。
私たち人間は、危険が迫るぎりぎりまで自分は大丈夫だという気持ちを持ちがちです。その結果が「逃げ遅れ」につながります。「空振りで幸い」という気持ちで、早めに避難することが大切です。

2つ目は「正しい情報による避難」です。
避難の際、情報は大変重要なものです。テレビ、ラジオ、防災行政無線などからの正しい情報を基に落ち着いて避難しましょう。


3つ目は「徒歩による避難」です。
避難というと、「車で逃げる」ことを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、車での避難には、水に流されたり、浸水した車から脱出できなかったりといったさまざまな危険が潜んでいます。また、津波警報が発表される中、道路を渡って逃げようとしていた人が、通行する車に横断を妨げられたという事例もあります。原則として徒歩で避難しましょう。

4つ目は「避難の際の隣近所への声かけ」です。
自分が危険を察知しても、隣近所の方が気づいていないことも考えられます。避難の際は、大きな声で避難を呼びかけましょう。その際、お年寄りや身体の不自由な人など自力で避難することが難しい人がいたら、可能な限り避難の手助けをしましょう。

5つ目は「普段から避難場所、避難経路を知っておくこと」です。
避難しなければならない状況にいつ遭遇するかわかりません。その時になって慌てないように、普段から避難場所や避難経路を家族で確認しておきましょう。

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