避難
6.高潮に備えての避難

高潮とは、台風や発達した低気圧に伴って、海岸で海面が異常に高くなる現象です。高潮が発生すると海水が堤防を越え、付近一帯が浸水する可能性が高くなり、大変危険です。
高潮から避難するタイミングを見ていきましょう。
まず念頭に置いていただきたいことは、これまでみてきた津波、洪水、土砂災害とおなじく「早めの避難」です。
高潮の危険がある場所にお住まいの方は、気象庁が発表する高潮警報が発表されたら、避難を考えましょう。1999年(平成11年)に熊本県で発生した高潮で12名の方が亡くなった教訓を踏まえて、気象庁では、高潮に注意・警戒する時間帯を示すなど高潮に関する情報の改善を図っています。


警報が発表されたときには、まだ台風などが接近しておらず危険を感じないかもしれません。
しかし、ぐずぐずしていると、暴風雨、停電、道路の寸断などの悪条件が重なり、避難することが難しくなります。
「空振りで幸い」という気持ちで、条件の良いときに避難することが大切です。

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