次に、火災からの避難です。
天井に火が燃え移ったら、消火器での消火は困難です。すみやかに避難してください。服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く避難しましょう。
火災でこわいのは煙による窒息死などです。煙は一酸化炭素などの有害ガスを含んでいます。服などに火が燃え移って焼死するよりも、煙を吸い込んで意識がなくなって死亡することが大変多くなっています。
熱せられた煙はあっという間に部屋中に充満します。煙の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低くします。ぬれタオルやハンカチで口をふさいで、煙を吸い込まないようにします。避難するときは、空気を遮断して炎の勢いを押さえるため、特にマンションなどでは出入り口のドアを閉めましょう。
デパート、旅館、ホテルなどで火災にあったら、避難階段を使用して避難しましょう。エレベーターは危険です。非常口や避難経路を確認する習慣をつけましょう。火災が起きたときは、非常放送や係員の指示を聞いて落ち着いて行動しましょう。
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