災害時の電話の使用
1.はじめに

地震などの大災害時は、安否確認、見舞、問い合わせなどの電話が急激に増加し、電話がつながりにくい状況になることがあります。

かけてもかけても、電話がかからない!?
といった経験はありませんか?

例えば、災害にかかわらず、人気コンサートのチケット予約や通信販売の注文などでも同じようなことが発生したりします。
このような現象が起こり、その影響が各地の交換機に波及し、全国的に電話がかかりにくくなることがあります。
これは、電話が通信設備の回線や交換機の許容量を超えてしまったために起こる現象です。


このような電話の渋滞現象をふくそう(輻輳)と呼びます。

このレッスンでは、災害時の電話ふくそうのメカニズムについて基本的な知識を学びましょう。

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