南海トラフ巨大地震·首都直下地震対策
5.安全な避難空間を確保する

 津波発生時に安全で確実な避難を確保するには、避難場所・避難施設、避難路・避難階段等の安全な避難空間を確保する必要があります。これらの施設は、レベル2の津波にも対応できるように、津波浸水想定やハザードマップに基づいて、着実に整備する必要があります。既存の施設等の再点検や安全確認を行うとともに、新たな施設の整備に際しては公共用地や国有財産を活用し、避難路・避難階段の幅員を十分に確保し、沿道構築物も耐震化対策を実施することにより安全を確保します。
 避難施設の整備が完了するまでは、暫定的な措置として最低でもレベル1の津波には対応できる避難場所を確保します。この場合、ハザートマップには暫定的な避難場所であり、安全度を明確にして、住民に周知する必要があるでしょう。

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