南海トラフ巨大地震·首都直下地震対策
11.広範囲の強い地震動への対応

 南海トラフ巨大地震については、広範囲に強い揺れが想定されます。そのため、内陸部においては揺れによる被害が想定されるほか、沿岸部においても揺れによる被害と相まって津波からの迅速な避難が困難になることも想定されます。揺れによる被害は、予防対策を適切に講じていくことで被害を軽減させることが可能です。津波対策とあわせて、広範囲の強い地震動に対する予防対策を講じておくことも重要です。
 具体的には、住宅・建築物の耐震診断や耐震改修、鉄道、港湾、空港などの交通インフラや電力、通信、ガス、上下水道など重要なインフラ・ライフラインの整備・耐震化、さらに液状化対策について、適切に推進していくことが重要です。

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