災害情報(監修:廣井脩 東京大学大学院情報学環教授)
9.余震への注意事項

 余震は普通、本震より強くありません。ただ、本震が大きいと余震がおさまるまでの期間も長くなり、それだけ危険も長引くことになります。

 家の中を見渡してください。倒れそうになっているもの、落ちかかっているものはありませんか?
 身の安全を図りながら、倒したり、下ろしておくといいでしょう。
 また、小物類の上には、毛布などをかけておくといいでしょう。

 余震への備えをまとめてみました。
 火の元の確認をしてください。
 火を使う場合は、いつでも消せる準備をしてからにしてください。
 玄関のドアなど、逃げ道の確保はできていますか?

 エレベーターは使わず、階段を使いましょう。
 ベランダの植木鉢などは落ちそうになっていませんか?
 外に出るときは、上から落ちてくるものに気をつけてください。できれば座布団などで頭を保護するといいでしょう。
 デマやうわさに惑わされず、ラジオの情報を聞きながら、落ち着いて行動してください。
 火に強く、動きやすい服装となり、場合によっては室内でも靴を履いたまま行動してください。
 幼い子供がいる家庭では、声をかけて安心させてください。
 幼い子供、お年寄り、病人の安全を図りましょう。

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