雪が深い地域で大規模な地震が起きると、災害の様相は一層深刻になる可能性があります。積雪期の地震はもちろんですが、冬の前に大地震が起きた場合も、復興が進まないうちに雪害との複合災害にさらされることになります。
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では、このような懸念が現実のものになりました。
雪の季節の到来が土地、道路、家屋などの復旧に深い影を落とすばかりでなく、インフラの未復旧による冬期生活の困難、積雪による被災家屋の倒壊、さらには融雪時の地すべりや洪水などが心配されます。
長期にわたる支援の手とともに、事態の推移を見守り、教訓として今後の対策に活かす必要があります。
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