災害に備える
1.はじめに

地方公務員である以上、公に奉仕する義務、場合によっては、自らあるいは、家族のことを犠牲にして、公に奉仕することを求められることがあります。災害など非常時の場合には、特にそうです。何日も、家に帰らずに、災害対策に没頭しなければならないこともままあります。一方、地方公務員ご本人あるいはその家族が災害で被災することもあります。自らを守るため、そして、公務員としての職務に専念できるよう、自らの災害への備えは大変大切です。

このレッスンでは、職員自らの災害への備えの重要性について、昭和57年長崎大水害、雲仙普賢岳噴火災害など、わが国の災害史に残る災害で陣頭指揮を執られた高田勇前長崎県知事のお考えを伺いましょう。高田さんは、昭和57年から平成10年まで長崎県知事を務められました。また、市町村における災害対応のあり方についても伺っています。あわせてご覧ください。

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