水害で、市町村の指定する避難所が浸水したために、住民が再避難を強いられることがあります。
2004年(平成16年)10月、日本列島に大きな被害を及ぼした台風第23号でも、住民が再避難するケースが多く見られました。
およそ30人の住民が避難したある小学校の体育館では、避難して間もなく、その体育館にも浸水が始まりました。このため、住民はステージに上って救助を待ち、ボートで小学校校舎の2階へと再避難しました。
この台風では、道路が冠水して避難所まで行けなかったケース、また、避難してきた住民を避難所に収容しきれなかったケースなども見られました。
いざという時に避難所は安全か、地震対策と水害対策の違いも考慮しながら、再確認しておく必要があります。
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