防災教育の普及啓発
8.ハザードマップと住民とのリスクコミュニケーション

 ハザードマップは、単に住民に周知するだけではなく、その記載内容を正確に理解していただくことがより重要です。また、ハザードマップは、想定エリア以外の場所が、絶対に安全であることを示すものではありません。したがって、ハザードマップが「安心マップ」として誤って周知されることは避けなければなりません。ハザードマップは、あくまで想定の1つにすぎず、その想定を超える災害があり得ることについて住民に丁寧に説明することが重要です。

 住民のハザードマップについての正確な理解を推し進めるとともに、ハザードマップに示されていない場所等の危険性について綿密に住民と話し合うなど、十分なリスクコミュニケーションをとることを、防災対策の柱の1つにすべきです。

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