防災教育の普及啓発
9.震災の教訓を後世に伝える

 地域における防災教育を普及する上では、地域に残っている「言い伝え」や伝承のほか、石碑など過去の災害教訓などを取り込むことも検討すべきです。

 そのためには、被災地域で大震災の実態・教訓をまとめ、後世に伝えるための仕組みづくりが重要です。災害直後は情報収集が困難ですが、半年、1年が経過すると、いろいろな体験談や、あまり知られていなかった事実、また、当時の貴重な映像などが収集できる可能性があります。

 これらの情報を蓄積し、取り込むことで、その地域に適した防災教育が可能となります。

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