非常通信システムの確保
6.設置環境の整備

 災害時に防災行政無線が確実に稼働するよう、導入時点で設置場所の環境整備を行うことも重要です。
 防災行政無線には、非常用発電機などの予備電源を用意しておくことが必須条件です。また耐震対策のため、無線設備はもちろん、非常用電源、操作卓なども、基礎ボルトやストッパーなどで固定しておきます。
 機器を配置する場所の安全性を確認しておくことも必要です。庁舎建物の耐震性は十分か、浸水危険はないか、などを検討し、機器の設置場所を選定します。もしものことを考え、別の場所に予備の操作卓などのサブシステムを用意しておくことも大切です。
 導入時にこのような配慮をすることで、災害時の厳しい環境の下で、情報の収集や伝達が確実に行える可能性を高めることができます。

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