非常通信システムの確保
8.運用体制の整備

 防災行政無線を活用するためには、運用体制という面からの備えが必要です。
 例えば、無線の操作を行う職員を確保するため、職員体制を整備します。夜間や休日なども考慮して、職員が速やかに配置につけるよう考えておくことが大切です。なお、無線管理に必要となる無線従事者については、職員の異動などに配慮して、複数の職員を養成しておくようにしましょう。
 もちろん、操作方法の訓練も必要です。無線担当者が参集できない場合に備えて、できるだけ多くの職員を対象に、機器の取り扱い方法などの研修を行います。

 いざという時に、誰もが操作しやすくするための対策もあります。機器のスイッチなどにその名称・操作手順などを書いたシールを貼っておいたり、簡単な操作マニュアルを用意しておくとよいでしょう。
 また、住民などに避難の呼びかけを行う放送などは、あらかじめ広報文案を用意しておきます。

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