非常通信システムの確保
10.非常通信訓練の実施

 これまで紹介した事前の備えを検証するために、非常通信の訓練を行うことも大切です。
 より実践的な訓練のためには、無線などの担当者だけでなく、一般職員も参加して機器の操作方法を学ぶようにします。関係機関にも訓練への協力を呼びかけ、実際に通信を体験してみることが望まれます。また、停電や機器故障なども想定し、非常用電源設備の操作も行ってみましょう。
 訓練時に実際に設備を操作することは、機器に故障がないことの確認にもなります。定期的な訓練は、操作する人間側の能力向上だけでなく、災害時の確実な機器稼働のためにも重要です。

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