地震編-2 2日目から1週間まで
2.発災後2~3日まで

 まず最初の場面は、発災後2日目~3日までです。
 地震から2日目を迎えるころには、さらなる被害の拡大はおおむね抑えられるでしょう。一方、断水やガスの停止など厳しい状況の中で、被災者の忍耐は限界に近づきます。この段階では、こうした人々の生活を支えるため、給水情報、道路その他の復旧情報など、「生活情報」を提供していくことが求められます。
 さらに、多くの人が集団生活を営む避難所では、さまざまな問題が顕在化し始めます。このため市町村は、まず、避難所の環境を整える必要があります。同時に、被災者が必要とする食料や水、物資の供給を安定させなければなりません。特に要配慮者については、配慮した支援が必要です。

 一方、被災地内外からは、ボランティアが駆けつけてくれるでしょう。被災者へのきめ細やかな支援のためには、これらのボランティアとの連携が不可欠です。
 ここでは、これらの活動に関連して、どのような問題があるかを紹介します。

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