風水害編-2 災害発生後
3.その後の応急対策

 次の場面は、風雨の終息後の段階です。
 雨や風がおさまった段階から、被災地内では、家にたまった土砂や、汚れた家財道具などを運び出す作業が開始されます。より早期の被災地復興のために、市町村は、これらの被災者の活動を支援すると同時に、道路や溝にたまった泥を除去する活動を重点的に行う必要があります。
 また、風水害の場合には、汚れた水や土砂の影響で、被災地内の衛生状態が悪化しているため、防疫の観点からも生活環境の復旧に努めることが重要です。
 加えて、被災地の復興をスムーズに進めるためには、可能な限り早い段階で被害認定を行い、被災者にとって必要な公的支援について検討していく必要があります。
 この場面では、ここに示したような「生活環境の復旧」および「被害認定と公的支援」を行う際に、起こりうる問題を紹介していきます。

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