災害時の通信手段
7.さまざまな通信手段の活用

 これまで紹介した防災行政無線などの通信手段は、災害時のために特別に準備されているものです。しかし、過去の災害ではこれらの通信手段のほかにも、アマチュア無線などを情報連絡に利用した例が数多くあります。また、いざというときにタクシー無線、船舶無線などの業務用無線を活用できるよう、それぞれの関係機関と無線通信などの協力に関する協定を結んでいる市町村もあります。
 ところで、災害のような緊急時には、とかく1つの手段に固執しがちになります。電話や無線がつながりにくい場合に、あまりそれらに固執し過ぎないことも大切です。時にはバイクや自転車などによる人手での情報連絡が有効な場合もあります。

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