職員の動員と配備
1.職員の動員と配備

 災害時には、まず対策活動に当たる職員の動員が不可欠です。災害が勤務時間中に発生した場合には、いち早く災害対策本部を立ち上げ、職員を配備する必要があります。一方、夜間や休日など勤務時間外に発災した場合は、まず職員の動員が必要となるでしょう。過去の災害では、こうした職員の動員が適切に行われず、初動対応に遅れや混乱が生じた例も少なくありません。
 一方で、市町村の職員は決してスーパーマンではありません。自宅などが被害を受けて、自らが被災者となることもあります。また、飲まず食わず、不眠不休で災害対応に当たるにも、限界があります。
 このレッスンでは、効率的・効果的な初動対応のために、どのような職員動員計画を立てるべきか、また、防災対応に当たる職員の心と身体の健康にどのように配慮すべきかを学びます。

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