緊急輸送道路の確保
3.緊急輸送道路確保の手順

 では、実際に災害が発生したときの緊急輸送道路の確保は、どのような手順で行うのでしょうか。
 大きな災害が発生すると、あらかじめ指定した緊急輸送道路も被災する可能性があります。このため、まず市町村は、指定路線の被害調査を行うことが必要です。次いで、その調査結果を受けて、必要な場合は新たにネットワークを再構築し、緊急輸送道路とします。
 被害調査の結果、家屋や電柱の倒壊などにより、通行困難な個所があった場合には、早急に障害物の除去が必要です。
 緊急輸送道路の確保のためには、警察による交通規制も必要です。それとともに、規制の状況など交通情報を収集し、被災地の内外に広報します。
 それでは、以下、それぞれについて少し詳しく見てみましょう。

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