緊急輸送道路の確保
8.交通情報の収集と提供

 災害時に行う応急対策活動には、道路の情報は不可欠です。一方で、道路状況は日々変化します。その情報は、それぞれの道路管理者や警察など、複数の機関から集めなければなりません。
 災害対策本部では、これらの情報を日々収集して、地図などの形で整理します。これを広く全職員に周知することで、応急対策活動に必要な共通情報となるようにしておきます。
 道路情報は、被災地の住民はもちろんのこと、被災地に救援の手を差し伸べる人々にとっても重要です。したがって市町村は、広報紙を使うほか、マスコミなどの協力を得て、交通情報をきめ細かく発信する必要があります。この場合、被災地内の交通渋滞を防ぐため、不要不急の自動車が被災地に入らないように呼び掛けることも必要です。

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