二次災害の防止
5.二次災害危険の事前把握

 二次災害防止のためには、市町村内のどこに、どのような二次災害の危険があるか、あらかじめ把握しておくことが重要です。
 例えば、地震後の火災危険については、どのあたりに木造住宅が密集しているか、出火の可能性が特に高い施設はないか、などを確認します。また、がけ崩れ危険の高い地区を特定しておくことも重要です。市町村の中にある危険物施設などの場所、危険物の内容や量なども、あらかじめ確認します。
 こうしたさまざまな危険性の情報は、地震被害想定やハザードマップなどの情報と照らし合わせます。これにより、万が一のとき、どのような事態が起こりうるかを考えておきましょう。そして、その結果をもとに、いざという時にどのような二次災害に注意しなければならないかを、あらかじめ整理しておくことが望まれます。

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