まず、災害対策本部には、どのような空間が必要かを考えてみましょう。
このとき、注意しなければならないのは、災害対策本部が全庁的な組織だということです。各課・係などの部署同士が、普段以上に適切な連携をとって活動していかなければなりません。このため、各部門の活動要員が1箇所に集まって活動するスペース(活動要員室)があると、非常に有効です。また、災害対策の方針を決定したり、各部・班の調整を行ったりする災害対策本部会議のため、本部会議室も必要となります。
災害対策本部は、災害対応の中核として、外部との情報連絡や調整の役割も果たします。このため、情報通信設備を集めた情報通信室のような場所も必要です。また、このほかにも、関係機関との連携のための部屋などさまざまなスペースが必要になります。
以下、これらについて詳しく見てみましょう。
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