児童生徒の安全確保·文教対策
1.児童生徒の安全確保・文教対策

 1934年(昭和9年)9月の室戸台風では、大阪市で登校中、あるいは学校に着いたばかりの子供たち251人が命を失いました。1983年(昭和58年)5月の日本海中部地震では、秋田県で遠足に来ていた小学生13人が津波で亡くなりました。
 災害が発生した場合、または災害が発生するおそれがある場合、教職員には、子供たちの安全確保を第一として、的確に対応することが求められます。また、災害後には、学校施設への被害や、学校に開設される避難所への対応もあります。さらに、避難所の設置が長期化したり、校舎に大きな被害が出た場合、学校教育をいかに再開するかという問題もあります。
 このレッスンでは、小中学校における災害時の児童生徒の安全確保と、災害後の学校施設の利用、教育再開への取り組みについて学びます。

続きを読む