児童生徒の安全確保·文教対策
2.児童生徒の安全確保

 それではまず、学校現場において災害時に行わなければならない児童生徒の安全確保について考えてみましょう。これには、大きく2つの局面があります。
 第一の局面は、まだ実際には災害が発生していない、警報などが発表された段階です。特に風水害などでは、あらかじめ気象警報が発表されますので、そうした情報を的確に入手し、判断しなければなりません。
 もう1つの局面は、実際に災害が発生した場合です。災害は発生する日時を選んではくれません。児童生徒の在校時はもちろん、登下校時や、遠足など校外活動中、さらには夜間・休日など在宅中に起こることも考えられます。
 以下、それぞれの局面で必要な対応を、少し詳しく見てみましょう。

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