児童生徒の安全確保·文教対策
5.災害後の学校施設利用

 それでは次に、災害後に学校施設を利用する場合について考えてみましょう。
 特に地震などの後には、学校の建物なども被災しているおそれがあります。このため、まず、敷地・擁壁・塀、施設・設備の被災状況を点検します。危険個所については、立入禁止の張り紙やロープを張るなどの措置を講じます。
 学校は、地域の避難所として指定されている場合も少なくないため、災害直後から避難者が来ることも考えられます。体育館などを避難者に開放する際には、できるだけ建築などの専門家の助言を得て、判断することが重要です。
 なお、地震で建物にひび割れなどがある場合には、教育委員会などの行う応急危険度判定を受けます。専門的な観点から建物の安全性を確認することが必要です。

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