児童生徒の安全確保·文教対策
6.教育再開への取り組み

 学校では、避難所運営に協力しつつも、学校教育再開へ向けての対応に取り組むことが必要です。
 まず、学校施設に被害を受けた場合などは、その応急復旧を図るとともに、必要に応じて仮設教室や仮設校舎を設けます。学校が避難所として利用され、教育の場が確保できない場合も同様です。場合によっては、当面の間、短縮授業や二部授業で対応することも必要です。PTAなどの協力を受けて、通学路についても点検しましょう。
 実際に授業を再開するに当たっては、児童生徒の被害状況を把握し、必要に応じて教科書、学用品などを支給します。また、給食用の食材を確保し、応急給食なども始めなければなりません。さらに、子どもたちの心のケアにも配慮が不可欠です。

 なお、大規模な災害の場合には、一時的に被災地の外へ転校する児童生徒もいます。こうした児童生徒を把握し、相手先の教育委員会とも連携して必要な支援を行うことも必要です。

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